本文材料摘自庞春兰老师的《新编日汉翻译教程》,文章来自大来佐武郎先生的言论文,鉴于材料在网上有点难找,仅手打前半部分,有意者可以上网查找。
国際環境と日本ーー相手も生かし自分も生きる経済関係
大来佐武郎(講演)
第3の貿易摩擦としてハイテク産業分野が出出てきた。資源を持たないわが国は、科学技術の向上とその技術を取り入れた産業の発展に努めていかなければならない。しかし、わが国が努力をすればするほど摩擦が激しくなってくる現実に対して、成す術はないのか。シリーズ「国際環境と日本」の2回目は、そこに焦点を当たてみた。
①ハイテク分野の摩擦が起きてきた
第三の摩擦の原因は、これは近年はっきりしてきたのですけれども。ハイテクの分野の摩擦でありまして、アメリカは従来いろんな面で追いつかれてきたけれども、ハイテクノロジーの分野は少なくともアメリカが優越性を持っている。この分野は自分たちの分野だ、というふうに考えてきたと思います。しかし、それが半導体その他いろいろなところで、日本が強力な競争者になってきました。一体日本はどこまで我々に追いついて、追い越していくんだろうか。我々の産業の将来は一体どうなるんだろうか、というような受けとめ方があるわけです。これはそうかといっても日本としても引き下がるわけにはいかない。資源のない国で、しかも日本のまわりアジアの国々も、急速にこの技術を向上させて、日本の後を追いかけている。こういう情勢のもとで、やはり日本としては、科学技術の発展に努力を傾注していかなければ、経済的にもだんだん難しいことになってくる、ということですから、一所懸命努力をしているのが現状だと思います。
そうするとだんだんアメリカの技術を追いついてくる。場合によっては、追い越すような場合も出てくるわけです。
もう一つやっかいな問題は、だんだん技術が進んでくると、シビリアン‐テクノロジーと、みりたりー‐テクノロジーの境目があいまいになってくるということです。日本がもっぱら民間のコマーシャルな目的で技術研究をやって得た成果が、軍事的にも利用できる、というようなことがだんだん増えてきているわけです。東芝機械問題もそういうことと関連があると思いますが、ハイテクノロジーの分野の競争というのは、単にコマーシャルの競争だけじゃなくて、防衛問題に、あるいは軍事技術、機密の保護、このような問題とからんでくるわけです。
大まかに言いまして、この三つの問題すなわち「貿易の大きな不均衡」、「ただ乗り論」、「ハイテク競争」が日米間に存在し、前の問題が一つ片つくと、また次の新しい問題が出るというように、次々に出てくるわけです。
国際環境と日本ーー相手も生かし自分も生きる経済関係
大来佐武郎(講演)
第3の貿易摩擦としてハイテク産業分野が出出てきた。資源を持たないわが国は、科学技術の向上とその技術を取り入れた産業の発展に努めていかなければならない。しかし、わが国が努力をすればするほど摩擦が激しくなってくる現実に対して、成す術はないのか。シリーズ「国際環境と日本」の2回目は、そこに焦点を当たてみた。
①ハイテク分野の摩擦が起きてきた
第三の摩擦の原因は、これは近年はっきりしてきたのですけれども。ハイテクの分野の摩擦でありまして、アメリカは従来いろんな面で追いつかれてきたけれども、ハイテクノロジーの分野は少なくともアメリカが優越性を持っている。この分野は自分たちの分野だ、というふうに考えてきたと思います。しかし、それが半導体その他いろいろなところで、日本が強力な競争者になってきました。一体日本はどこまで我々に追いついて、追い越していくんだろうか。我々の産業の将来は一体どうなるんだろうか、というような受けとめ方があるわけです。これはそうかといっても日本としても引き下がるわけにはいかない。資源のない国で、しかも日本のまわりアジアの国々も、急速にこの技術を向上させて、日本の後を追いかけている。こういう情勢のもとで、やはり日本としては、科学技術の発展に努力を傾注していかなければ、経済的にもだんだん難しいことになってくる、ということですから、一所懸命努力をしているのが現状だと思います。
そうするとだんだんアメリカの技術を追いついてくる。場合によっては、追い越すような場合も出てくるわけです。
もう一つやっかいな問題は、だんだん技術が進んでくると、シビリアン‐テクノロジーと、みりたりー‐テクノロジーの境目があいまいになってくるということです。日本がもっぱら民間のコマーシャルな目的で技術研究をやって得た成果が、軍事的にも利用できる、というようなことがだんだん増えてきているわけです。東芝機械問題もそういうことと関連があると思いますが、ハイテクノロジーの分野の競争というのは、単にコマーシャルの競争だけじゃなくて、防衛問題に、あるいは軍事技術、機密の保護、このような問題とからんでくるわけです。
大まかに言いまして、この三つの問題すなわち「貿易の大きな不均衡」、「ただ乗り論」、「ハイテク競争」が日米間に存在し、前の問題が一つ片つくと、また次の新しい問題が出るというように、次々に出てくるわけです。