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web 127生肉

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「揺愛!今日に限って何でクロスバッグを持ってきたんだ?重要な部分だから、正直に話してくれ」
「……それ重要?」
「重要だ!」
「まあ、ただ……。何の身支度もしないで出てきたのに、おじさんが生意気に乱入してきて頭を撫でて行くから、生意気だから、それに備えられるようにいくつか持ってきただけよ」
「いくつか?」
九空が眉をひそめながら、かばんを開けた。その中には俺があげた携帯。そして、口紅などの化粧品が入っていた。
「そ、そっか。ごめん」
「ばーか」
そういうことか。
クロスバッグを身につけて来たのは、だから。
昨日、彼女の頭を撫でて行ったのが原因ということだ。
身支度がなぜそんなに重要なのかはわからないが。
この仮説が完璧になるには、クロスバッグによって何かが変わらなければならない。
ひとまず、全ての判断はあの紐に触れてみて考えた方がいい。
あの巨大な紐が本当にクロスバッグの紐なら。
黒いボールの外、だから現実に繋がっているかもしれないのでは?
今のところ頼れるのはそれだけ。
天井まで上ってみればわかるだろう。
普通の建物よりは高い天井だが、最上階だから屋上との距離を考えるとそれほど高い天井でもない。
「出られるかもしれない。可能性が生まれた。このテーブルとか机とか、下の階の客室からも持ってきて、あの天井の隅に届くように作ろう」
「出られるの?じゃあ、私たち、この骸骨みたいにならない?」
「何で骸骨を抱いてるんだよ。いつ持ってきたんだ?」
「私でしょ?別の次元の私だなんて呆れるけど。次元という概念を知らないほどではないから。だから、丁重に扱わないと。おじさんは触っちゃダメよ」
「そ、そうですか」
「おじさんの骸骨も持ってきたの。私を守るように。ククッ。生意気なおじさんの骸骨。どうして骸骨も生意気に見えるのかな?」
骸骨が生意気だと?ただの骸骨だろ。とにかく。
「とりあえず動こう。骸骨よりは抜け出すのが先だからな」
「わかった。私が椅子を集めるわ」
九空が特に文句を言わずに俺を手伝い始めて、結果的に天井まで手の届くテーブルと椅子の山を作った。
そうして、ついに進撃の瞬間がやって来た。
「じゃあ、上ってみよう。しっかりついてこいよ!」
「うん」
俺と九空はゆっくり上の方へと上って行った。天井に行くとクロスバッグの紐は俺たちの顔くらいあった。
ただ、クロスバッグの紐と推定されるものだけが、壁と壁が出会う角を通り過ぎているだけ。
それ以上のものは見えなかった。
もし、これが本当に外と繋がっているのなら。
紐を引っ張ってみたらどうだろう?
まず、紐をそっと掴んでみた。しっかり挟まっているからか、紐を掴んでぶら下がることができた。
「揺愛、お前も紐を掴んでみろ!」
まさにその時。
その紐を掴んで足を持ち上げると、それが合図にでもなったかのように紐が伸びた。
紐が伸びると、天井の隅の部分に変化が生まれた!
ゴォォォォオオ-!
さらに、黒いボールの中が揺れ始めた。俺たちが踏んでいた部分の床は闇が蚕食し、たちまち床は完全に闇で覆われてしまった。
おかげで九空が紐を掴もうとした瞬間は、すでに最悪の状況となってしまった。積み上げた椅子とテーブルが闇に飲み込まれてしまった。俺たちを支えていた椅子とテーブルが消えながら、九空もその闇へと落ちてしまった瞬間。
辛うじて彼女の片手を掴むことができた。
まさに、絶体絶命の瞬間!
「おじさん?」
「しっかり掴め!それと、もう片方の手でどこか俺の体を掴んでみろ!」
「やってみる……」
九空がじたばたした。しかし、そうするほどに腕の力が抜ける感じがした。
床は完全に闇に崩れ、その闇はいよいよ壁まで蚕食し始めた。
逆に紐を掴んでぶら下がった時に天井の角には確かに透き間ができた。闇ではない白い光が漏れていた。
紐が作った亀裂で生まれた光!
何が何だかわからないが、床の闇よりはあの光の方へ行った方が良いと思った。
確かに紐が作り出した透き間のようなもの。
そうなると、黒いボールから抜け出す唯一の脱出口かもしれない。ここが黒いボールの中であることが確実であるという仮定の下だが。
黒いボールでなければ、クロスバッグの紐と同じ紋様が描かれた紐があんな風に壁と壁の間にあることを説明できない!
だから、あの角に発生した白い光の方がむしろ下の闇よりは生存確率が高いはず。
問題は、あの角まではそれほど距離はないが、
両手で紐を掴んで移動するならまだしも、九空を片手で掴んだ状態では絶対に無理であるという点。
「おじさん。あそこ、あの隅の白い光が出口かな?」
「そうだ!あそこまで行けばいい。多分、間違いなく出口だ。外へ出られる唯一の通路!」
「じゃあ......おじさんが1人なら出れそうだね」
九空が俺を見つめた。しばらくじっと見つめると、すぐに俺の手に視線を移した。その眼差しが何だかおかしかった。揺れる瞳の間に何かの意志が漏れ出す。
俺は慌てて、そんな九空に叫んだ。
「揺愛。変なこと考えるな。方法はある。少しだけ、少しだけ頑張ってみろ」
確かに今、九空を片手で掴んで耐えられる筋力も455まで上げておいた体力が与えてくれた力だ。
ゲームばかりしていた俺にこんな力はないということは誰よりもよくわかっている。
だから、もし体力がさらに上がるなら。
455/2000の2000は上げられる限界の数値。現在は2000まで体力を高められるということ。455の部分を増やしてこそ実際に俺の体力が上がるということであって!
このまま落ちたら闇に入って行く。それは終わりだ。
[ロード]がないから、おそらく人生の終わり。
他に考えることもなく、[強化セット]を読み込んだ。
そして、455の部分を強化した。
今も九空の手は掴んでいる。いつもよりも強く、とても切実に掴んでいる。
その気運は相変わらずだ!
[体力の強化が完了しました。]
[455->2000]
強化セットは強化セットだ。また当てるのは難しいだろう。
その威力のおかげで体力が2000に上昇した。つまり、ほぼ4倍の筋力だ!
「おじさん、私……」
九空が何か言おうとしたが、俺はそんな彼女を引っ張り上げた。少しずつ、少しずつ。
確かにさっきとは違った。
それなら、魅力なんて必要ないのでは?
体力はかなり重要なものだった。
氷上の師匠。
彼女の言葉がますます胸に響く瞬間。
経験の大切さを再び感じながら、九空を完全に引き上げて自分の前に押し上げた。
「揺愛、紐を掴んであの前の白い光に飛び込め!そのくらいの力はあるだろ?」
九空はうなずいて両手で紐を掴んだ後、足を前後に動かして天井の角に届かせた。
その結果、幸いにも九空が白い光に吸い込まれていった。
それを見てから、俺もその白い光に身を躍らせた。
強い光がすぐに視野を妨害し、
「お嬢様だ!お嬢様がここにおられるぞ!」
声が聞こえてきた。
間違いなく救援の声であり、現実の声だった。
視野が完全に戻ると、俺は本当の会議場の隅にいることに気づいた。
現実の会議場は爆発の影響でめちゃくちゃな状況。
周りは真っ黒に焼けていた。
「お嬢様。確かに見当たらなかったのに、一体どこからいらしたのですか?」
すると、九空が俺を見つめて起き上がった。
「それはわからない。ただ不思議なことが起きただけよ。それより、私は何ともないから騒がないで」
「わ、わかりました!」
幸いにも会議場の外にいて飛び込んできた1チーム長は爆発に巻き込まれずに済んだのか無事で、九空を見てとても安堵した顔で答えた。
「それより、おじさん」
「ん?」
「どうやったの?私を掴んで耐えるのがやっとだったくせに」
「それは……。お前を助けるためにありったけの力を振り絞ったんだよ」
「違うわ!能力を使ったのね?そうでしょ?」
「あの時の俺の表情見てなかったのか?あの切実な表情を?能力だなんて……」
「見たわ、その表情。そうかな?本当にありったけの力を使ったの?」
「2人とも助かったんだし、いいだろ。やっぱり現実はいいな。現実は」
「それはそうかもしれないけど。でも、あっちの世界も時間が止まっているおかげでぐっすり眠れたから良かったわ」
「ぐっすり眠れたのは良くても、あそこは危険すぎる場所だったろ。二度と行きたくないね」
「まあ、寝ているうちに死んでもわかならない所だったかな?ヒヒッ」
そんな中、チーム長はどこかに連絡をすると、すぐにまた九空に近づき深刻な顔で言った。
「お嬢様。この事件の波紋が大きいようです。お嬢様を見つけたとお話ししたところ、お祖父様がすぐに帰ってくるようにとのことです」
「それはそうよ。企業のお偉いさんがたくさん死んだんだから」
顔をしかめたまま爆発現場を見渡した九空はそう言いながら、俺に再び言った。
「おじさん。そういうことだから先に行ってみるわ。少し落ち着いたら連絡するから、バイバイ!」
九空はそう言って手を振ると、警護員に囲まれて外へと出て行ってしまった。
しばらくその姿を見つめた。
黒いボールで実際に死にかけて、その危機を乗り越えたのにあんな風に平然なのを見るとすごいとしか思わない。
とにかく助けた。
大切な存在を救ったから結果的には良かった。
床には黒いボールがころりと転がると、すぐに消えてしまった。
[黒いボール]。
本当に恐ろしいアイテム。
いや、さっきのあの状況はアイテムとも呼べない。ガチャで出てきたから正規アイテムではない。アイテムですらない可能性もある。
明かされた部分よりも明かされていない部分の方が多い。
秘密に包まれた怪物のようなやつ。[黒いボール]。
消えたからまた使えるだろうが。
こんなにも秘密だらけなのに、どんな度胸でまた使うんだよ。
急いでシステムを確認し始めた。
[セーブ][ロード]が正常だ。
再度[セーブ][ロード]が可能な状況を確認して安堵した。
ただ、この状況で[ロード]をするなら?
果たして、黒いボールで九空が死んで、俺1人が生き残って[ロード]したなら?
どんなことが起きただろうか?
確認するのも恐ろしい。
あの爆発と選択肢。また戻りたいとは全く思わなかった。
だから、[セーブ]時点をここに移すことは当然だが、
1つ問題がある。
まだ、[攻略]できていないということ。
水船が自爆したのにも、依然として攻略完了を知らせるメッセージはない。
確かに、解決されたこともないから。
この[黒いボール]のせいで難易度がBなら、それは十分に理解できる。本当に死にかけたから。
だから、ここからは簡単でないと。
おそらく、水船が問題ではない。彼女は攻略の始発点。
カルト教団の時のようなものだろう。
だから、彼女が使う爆弾を利用して得したやつ。
まさに、そいつが問題だ。
そいつのせいで[黒いボール]に閉じ込められて死にかけた。因果を考えるとそうだ。
そうなると。
八つ当たりをしたくなった。
徹底して叩きのめしてやる。徹底的に。
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初めて出版したレッドライジング版はだめでした。
レーベルも消えて、本も売れずに約2年間連載ができませんでした。
幸いにもコミック版に人気があって、ファミ通文庫から再出版の機会をいただきました。
安定的な連載と完結のために9月30日に発売される書籍にたくさんの関心を向けていただければと思います。
今回、ファミ通文庫から出る書籍は文庫本です。
ファミ通文庫の担当編集長が誠意を尽くして校正を手伝ってくださったおかげで、なろう連載版の文法的問題や誤字脱字、そして可読性の問題をきちんと直しました。
また、プロローグやエピローグなど、加筆追加された部分がたくさんあり、未公開の番外編も収録されています。
九空と長谷川が同居する話を描いた短編です。
どうか多くの関心を向けていただければと思います。
追加:文庫版の帯にある35万部という数値はコミックの販売部数です。
どこかのサイトで文庫版の販売部数として間違って上がっていましたが、これは誤解です。
文庫版は9月30日に出刊されるので、まだゼロです。


IP属地:北京1楼2019-09-30 22:57回复
    大家有条件的支持一下作者的文库吧。本章结尾说的是作者说之前停更就是小说卖的太差了。这次难得再版,支持下才有机会看到结局。


    IP属地:北京2楼2019-09-30 22:58
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      支持支持


      IP属地:上海来自手机贴吧3楼2019-09-30 23:29
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        开后宫就入正


        IP属地:浙江来自Android客户端4楼2019-09-30 23:38
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          开后宫就直接去世了。


          IP属地:广西来自Android客户端5楼2019-10-01 02:21
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            文库有心无力啊,web有打赏什么的吗


            IP属地:上海来自Android客户端6楼2019-10-01 07:47
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              谢大佬


              IP属地:广西来自Android客户端7楼2019-10-01 08:14
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                怎么支持啊


                IP属地:北京来自Android客户端8楼2019-10-01 12:13
                收起回复
                  这是要读档?明明保住摇爱了,可是任务没完成


                  IP属地:广东来自Android客户端9楼2019-10-01 12:45
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                    大概什么内容,哪位大佬说一下


                    IP属地:四川来自Android客户端10楼2019-10-01 14:48
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                      小优,你的女仆装呢?


                      IP属地:美国来自iPhone客户端11楼2019-10-02 23:55
                      收起回复
                        ?属性上限不是999吗


                        来自Android客户端12楼2019-10-03 00:32
                        收起回复
                          好累啊,还是漫画好,对话没那么长。根本看不下去啊


                          IP属地:吉林来自Android客户端13楼2019-10-07 00:27
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