輪廻の糸
Music:MANYO
Lyrics:六浦館
Vocal:霜月はるか
笑顔のままに残されたのは 滲む赤い糸
疼く疵から 零れてゆく——
影を佩びる細い躯憂う瞳
頬を伝う優しい雨 彩を剥がしてゆく
ひとつずつ数え抱える骸 それが贖いだと
醒めぬ夢の中
遠く失われてゆく 儚き願い
死にゆく星々のように
灰色に染まる 孤独の世界で
心閉ざし怯えている それでもこうして
生きることを選ぶのなら 赦しを請うというの
白い花に美しさが宿るように
温もりから感じられる優しさもきっと
変えてゆけるのは明日ではなく この想いだけだと
記憶が蘇る
全て与えられるものに 溺れてゆく愚かしささえも
どうか朽ちるその日まで途切れさせないで
錆びた笑顔のまま残されたのは 滲む赤い糸
疼く疵から 零れてゆく
ずっと問い続けていた存在の意義 答えなど出ない
求め彷徨い歩いた 足跡も消えて
そして 仄かな光
いつか再びまみえるだろう
捻じれた輪廻の糸