「ついに」「待ちに待った」「やっと」……受け取り侧によって感じ方は异なるかもしれないが、今回リリースされるFLOWER FLOWERの1stアルバム「実」は手にした者にそう思わせるだけの魅力がたっぷり诘まった1枚と断言できる。
我相信这次怀揣着各种想法拿到FF团首专【实】的各位,都一定会有“艾玛”“等死老娘了”“都这么久了一张专辑都不给我”等等各式各样的想法,这次的专辑的确有这样的魔性
昨年10月に3都市で开催された自主企画イベント「インコの群れ」の际に、メンバーは「来年には“丸いモノ”も作りたいし、地方にいろいろ食べにいきたい」と発言して来场者を喜ばせた(参照:FLOWER FLOWER、企画ライブで「来年には“丸いモノ”も」)。しかしバンドはその后、配信での楽曲リリースはあったものの表立ったライブ活动は休止。结局“丸いモノ”が我々の手元に届くまでに、あの発言から1年强を要する结果となった。
在去年十月于三城举办的自主企划活动【Icon的集群】上,FF团成员宣布“明年我们打算做一些完整的东西出来,还想去各种地方吃美食。”使得许多人欣喜若狂(参考新闻:FLOWER FLOWER、在企划LIVE上宣布「明年有真家伙出来」)但是在那之后,乐队仅以配信的方式发售了几首歌之后便停止了公开LIve活动。结果自从那个宣言过后一年,这张“真家伙”才送到了我们手里。
実际、我々の手元に届けられた初のCD作品「実」は1年以上待ったかいのある、浓厚な1枚に仕上がっている。アルバムのオープニングを饰るのは、ゆったりとしたリズムと聴き手の耳や心にじんわり染み入るような歌声が印象的な「愿い」。この1曲でFLOWER FLOWERというバンドの在り方を决めつけてしまうのはよくないとは思うものの、この「愿い」というタイトルが冠された楽曲にこそ彼らのやりたいこと、やろうとしていることがまるで决意表明のように表现されているのではないかと思う。
事实上,可能由于这张专辑憋了一年的缘故,这次的真家伙确实有点料。本次大碟的开山曲【愿】、是一首缓慢的能让人的心灵缓缓浸入其中的歌曲。虽然觉得仅从这一首歌就去给FF团定性有点不太好,但是从这首歌的歌名【愿】来看,我认为这里面包含着他们想做的和准备做的一些东西和决心。
J-POPシーンで名を驰せたyuiというシンガーソングライターが在籍している以上、过去の彼女の作品と比较されても仕方ないだろう。実际、この「実」というアルバムの中にはソロ时代の彼女を彷佛とさせる楽曲もいくつか存在する。しかし、それでも过去の彼女の作品と决定的に违う点が2つある。それは「焦点の定まったバンドサウンド」と「同じ釜の饭を食った仲间同士だからこそ生み出せるグルーヴ感」……结成以来1年间を通じて筑き上げた関系性、バンド感、个性、そういったものがしっかり形となって表现できているのが今作の特徴と言える。1990年代后半、もっと言えばRadioheadの3rdアルバム「OK Computer」以降のUKロック的サウンドスケープと、ゼロ年代のJ-POPならではのポピュラリティ。これらがyuiをはじめとする“音の料理人”たちの手によって调理されることで、「何かに似ていそうで、実は何ものにも似ていない」音楽が完成した。
既然YUI之前作为唱作歌手已经驰名JPOP界,所以这次的作品难免拿来与她的旧作相比较。其实、这次的【实】里面,有着不少以前她SOLO时代的影子的歌曲。但是有两点和过去的作品有着很大的不同。那就是【基调已经固定的Bandsound】还有【同吃一碗饭同睡一张床(误)的人所产生的团队感】。可以说本作中将结成一年以来乐队慢慢累积的团队感、个性、表现的淋漓尽致。以YUI为首的音乐料理人将上世纪九十年代后半Radiohead的3rd专辑「OK Computer」之后的英国摇滚曲风,和本世纪初JPOP独有的流行感混合调理,使得这次的曲风有种“经典怀旧又不失独创”的感觉
クールな感触を持った「愿い」からスタートする本作は、「神様」「空気」と曲が进むにつれて、复雑なアレンジとエモーショナルな歌によってバンドの热量がどんどん高められていく。兴味深いのは、最初に感じた「ひんやりした感覚」は保ちつつ、全体の热量を上げていること……この表现がうまく伝わるのか不安だが、それは実际に聴いて味わってほしい。そして最后の2曲……昨年先行配信された「月」と、ラストにふさわしい「バイバイ」でその热はピークに到达する。13曲で约70分という长尺の作品にも関わらず、一度聴き始めたら最后までスルッと聴けてしまう。过去のyuiを知る者には新しい発见がたくさんあり、过去を知らずに「いち新人バンドのデビュー作」として触れた人には「面白いバンドに出会えた」という喜びを与えてくれる。きっとそんな作品になるのではないだろうか。
在十分具有整体感的【愿】之后紧接着就是【神】【空气】这种充满着秩序和情感的劲歌,使得人的情绪也高涨起来。最令我感兴趣的就是既要保持之前安静的基调,又让整体歌曲都很HIGH....到底这二者是否产生了充分的化学反应呢,还是希望大家亲自听过之后再做体会。接着就是最后两首.....去年先行配信的【月饼】和非常符合最后一首歌定位的【拜拜】,这两首歌使得整体的热度到达顶点。虽然有着13首歌共计七十多分钟,但是一旦开始便让人停不下来直到听完。既能让过去就了解过YUI的人有许多新发现,又能让以【新乐队的出道作】初接触的人提起兴趣使其喜悦的魔力。我认为这部作品应该就是这样了。
昨年秋に「インコの群れ」で彼らのライブを観たとき、「すでに“新しい何か”が始まっている」ことは理解できた。と同时に、その“新しい何か”が今のJ-POP / J-ROCKシーンでどのように评価されるのかという不安も胜手に感じていた。だが正直、それは杞忧に过ぎなかった。いや、もっと言ってしまえば……「そんなことはどうでもいい、ただ目の前にあるこの音を纯粋に楽しみたい」と単纯にそう思わせてくれた。2014年もあと1カ月ちょっとで终わろうとしているこのタイミングに「ついに」「待ちに待った」「やっと」という気持ちでこの作品に出会えたことに感谢したい。
P.S.
シンガーとしてのyuiの表现力に磨きがかかっているのはもちろんのこと、个人的には「ギタリストyui」の成长にも注目したい。この视点からアルバムを语り始めると、また违った评価ができるはず。そういった意味でも本当に魅力満载の1枚だ。
去年秋天看他们的【Icon的集群】live的时候,我从中了解到了【这已经是新的开始了啊】。同时我又担心这个所谓“新的开始”能在如今的jpop、jrock界到底会受到怎么样一种评价。但是说实话,现在我压根就不担心了。更直白了的说这张专辑让我心中有了“别的事情都不用管,你只需享受眼前的这些纯粹的音乐就好”这种想法。能在2014年还有一个月就完结之际让我以“艾玛”“等死老娘了”“都这么久了一张专辑都不给我”的心情听到这样一张专辑真是感恩戴德。
PS
yui作为歌手的表现力不容置疑,我个人还是很期待她作为一个吉他手yui的表现。个人拙见,可能会有些不妥当的地方。但是这张专辑真是魅力十足!
我相信这次怀揣着各种想法拿到FF团首专【实】的各位,都一定会有“艾玛”“等死老娘了”“都这么久了一张专辑都不给我”等等各式各样的想法,这次的专辑的确有这样的魔性
昨年10月に3都市で开催された自主企画イベント「インコの群れ」の际に、メンバーは「来年には“丸いモノ”も作りたいし、地方にいろいろ食べにいきたい」と発言して来场者を喜ばせた(参照:FLOWER FLOWER、企画ライブで「来年には“丸いモノ”も」)。しかしバンドはその后、配信での楽曲リリースはあったものの表立ったライブ活动は休止。结局“丸いモノ”が我々の手元に届くまでに、あの発言から1年强を要する结果となった。
在去年十月于三城举办的自主企划活动【Icon的集群】上,FF团成员宣布“明年我们打算做一些完整的东西出来,还想去各种地方吃美食。”使得许多人欣喜若狂(参考新闻:FLOWER FLOWER、在企划LIVE上宣布「明年有真家伙出来」)但是在那之后,乐队仅以配信的方式发售了几首歌之后便停止了公开LIve活动。结果自从那个宣言过后一年,这张“真家伙”才送到了我们手里。
実际、我々の手元に届けられた初のCD作品「実」は1年以上待ったかいのある、浓厚な1枚に仕上がっている。アルバムのオープニングを饰るのは、ゆったりとしたリズムと聴き手の耳や心にじんわり染み入るような歌声が印象的な「愿い」。この1曲でFLOWER FLOWERというバンドの在り方を决めつけてしまうのはよくないとは思うものの、この「愿い」というタイトルが冠された楽曲にこそ彼らのやりたいこと、やろうとしていることがまるで决意表明のように表现されているのではないかと思う。
事实上,可能由于这张专辑憋了一年的缘故,这次的真家伙确实有点料。本次大碟的开山曲【愿】、是一首缓慢的能让人的心灵缓缓浸入其中的歌曲。虽然觉得仅从这一首歌就去给FF团定性有点不太好,但是从这首歌的歌名【愿】来看,我认为这里面包含着他们想做的和准备做的一些东西和决心。
J-POPシーンで名を驰せたyuiというシンガーソングライターが在籍している以上、过去の彼女の作品と比较されても仕方ないだろう。実际、この「実」というアルバムの中にはソロ时代の彼女を彷佛とさせる楽曲もいくつか存在する。しかし、それでも过去の彼女の作品と决定的に违う点が2つある。それは「焦点の定まったバンドサウンド」と「同じ釜の饭を食った仲间同士だからこそ生み出せるグルーヴ感」……结成以来1年间を通じて筑き上げた関系性、バンド感、个性、そういったものがしっかり形となって表现できているのが今作の特徴と言える。1990年代后半、もっと言えばRadioheadの3rdアルバム「OK Computer」以降のUKロック的サウンドスケープと、ゼロ年代のJ-POPならではのポピュラリティ。これらがyuiをはじめとする“音の料理人”たちの手によって调理されることで、「何かに似ていそうで、実は何ものにも似ていない」音楽が完成した。
既然YUI之前作为唱作歌手已经驰名JPOP界,所以这次的作品难免拿来与她的旧作相比较。其实、这次的【实】里面,有着不少以前她SOLO时代的影子的歌曲。但是有两点和过去的作品有着很大的不同。那就是【基调已经固定的Bandsound】还有【同吃一碗饭同睡一张床(误)的人所产生的团队感】。可以说本作中将结成一年以来乐队慢慢累积的团队感、个性、表现的淋漓尽致。以YUI为首的音乐料理人将上世纪九十年代后半Radiohead的3rd专辑「OK Computer」之后的英国摇滚曲风,和本世纪初JPOP独有的流行感混合调理,使得这次的曲风有种“经典怀旧又不失独创”的感觉
クールな感触を持った「愿い」からスタートする本作は、「神様」「空気」と曲が进むにつれて、复雑なアレンジとエモーショナルな歌によってバンドの热量がどんどん高められていく。兴味深いのは、最初に感じた「ひんやりした感覚」は保ちつつ、全体の热量を上げていること……この表现がうまく伝わるのか不安だが、それは実际に聴いて味わってほしい。そして最后の2曲……昨年先行配信された「月」と、ラストにふさわしい「バイバイ」でその热はピークに到达する。13曲で约70分という长尺の作品にも関わらず、一度聴き始めたら最后までスルッと聴けてしまう。过去のyuiを知る者には新しい発见がたくさんあり、过去を知らずに「いち新人バンドのデビュー作」として触れた人には「面白いバンドに出会えた」という喜びを与えてくれる。きっとそんな作品になるのではないだろうか。
在十分具有整体感的【愿】之后紧接着就是【神】【空气】这种充满着秩序和情感的劲歌,使得人的情绪也高涨起来。最令我感兴趣的就是既要保持之前安静的基调,又让整体歌曲都很HIGH....到底这二者是否产生了充分的化学反应呢,还是希望大家亲自听过之后再做体会。接着就是最后两首.....去年先行配信的【月饼】和非常符合最后一首歌定位的【拜拜】,这两首歌使得整体的热度到达顶点。虽然有着13首歌共计七十多分钟,但是一旦开始便让人停不下来直到听完。既能让过去就了解过YUI的人有许多新发现,又能让以【新乐队的出道作】初接触的人提起兴趣使其喜悦的魔力。我认为这部作品应该就是这样了。
昨年秋に「インコの群れ」で彼らのライブを観たとき、「すでに“新しい何か”が始まっている」ことは理解できた。と同时に、その“新しい何か”が今のJ-POP / J-ROCKシーンでどのように评価されるのかという不安も胜手に感じていた。だが正直、それは杞忧に过ぎなかった。いや、もっと言ってしまえば……「そんなことはどうでもいい、ただ目の前にあるこの音を纯粋に楽しみたい」と単纯にそう思わせてくれた。2014年もあと1カ月ちょっとで终わろうとしているこのタイミングに「ついに」「待ちに待った」「やっと」という気持ちでこの作品に出会えたことに感谢したい。
P.S.
シンガーとしてのyuiの表现力に磨きがかかっているのはもちろんのこと、个人的には「ギタリストyui」の成长にも注目したい。この视点からアルバムを语り始めると、また违った评価ができるはず。そういった意味でも本当に魅力満载の1枚だ。
去年秋天看他们的【Icon的集群】live的时候,我从中了解到了【这已经是新的开始了啊】。同时我又担心这个所谓“新的开始”能在如今的jpop、jrock界到底会受到怎么样一种评价。但是说实话,现在我压根就不担心了。更直白了的说这张专辑让我心中有了“别的事情都不用管,你只需享受眼前的这些纯粹的音乐就好”这种想法。能在2014年还有一个月就完结之际让我以“艾玛”“等死老娘了”“都这么久了一张专辑都不给我”的心情听到这样一张专辑真是感恩戴德。
PS
yui作为歌手的表现力不容置疑,我个人还是很期待她作为一个吉他手yui的表现。个人拙见,可能会有些不妥当的地方。但是这张专辑真是魅力十足!